六ヶ所村に行っていたAKOちゃんから今週お手紙が届きました。
NVC(Non Violent Communication) をとてもわかりやすく伝えてくれるメモが入っていました。
ちょっと長いのですが、皆さんとシェアしたいと思います。
直近のNVCのワークショップの案内などは下記をご覧下さい。↓
http://www.nvc-japan.com/modules/pico/
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愛しい地球へ eye wide open - think global, act local ♡
NVC(ノン・バイオレンス・コミュニケーション・非暴力の会話)
◎私は何気なく言った一言で、人をキズつけたことが何度もあります。キズつけても、キズつけられても、どちらもつらいものです。一度こわれた関係を元にもどすのは、こわれた地球環境を元にもどすのと同じくらい大変です。もしあらゆる人間関係が良くなれば、人生がすばらしいものになるのではないでしょうか。なぜならば、もし仲の悪い関係で一緒にいるのはつらいけど、仲の良い関係で一緒にいると、うれしくて楽しいからです。つまり、「人生とは、いかに人間関係を良くしていくかで決まる」ように思います。そのためには、どうすればいいのだろうと思っていたとき、平和活動家の「きくちゆみ」さんから「NVC」を教えてもらいました。それを私なりにまとめてみました(NVCはアメリカの心理学者マーシャル・ローゼンバーグ博士によって生まれました。) 。
◎わかり合っているときは、会話がはずむ。しかし「なんでわかってくれないの!」と思ったとき、会話は暴力的になる。さらに我を通すと相手も自分キズつく。
◎相手にわかってもらえないのは、自分が相手のことをわかってないからです。
◎会話とは、相手を思い通りにするものでも、相手の思い通りになるものでもない。
◎自分にとって大切なものが何かを知りたい(どうやって見つけるのか)。それを人と共有したい(どうしたら相手にわかってもらえて相手にわかってもらえて、相手の大切なものを自分も大切にできるのか)。
◎「認められる」これぞ心の平安の元。
◎もし認められたら→素直になれる→自分の心にも相手の声にも耳が傾けられる→お互いに自由意志を尊重できる→信頼関係がきずける→会話が美しいダンスのようになる! そのためにどうしたらいいのでしょか?
<1> 観察・感情
◎自分のことを知らない限り、相手にも理解されない。
◎観察がうまくできなかった理由○先入観・思い込み・レッテルをはってありのまま見れなかったから○一部分を知ってすべてを決めてしまっていたから○分類して安心していたから(すべては多様で分けられない。たえず変化している)などがある。
◎感情を抑えてしまう理由。「人に迷惑をかけてはいけません」と教えられ、よりも相手を優先しているから(例・相手怒らせないように自分のことを横において会話をしている)。相手を思いやること、人に迷惑をかけないことは大切かもしれませんが、それによって自分の感情が抑えられていることが問題
・出るクイは打たれる。・長いのにまかれる。・時間がない。・結果重視 などがある。
◎まず感情を表す言葉を豊富にしていく。そうしていくことで感情に敏感になり自分のことが知れる。(今まで感情を表すのに慣れていなかったから)。
<2>欲求
◎欲求を表すことは「自己中でワガママ」と思い込み、ガマンしている。
◎感情や欲求を犠牲にして義務をはたしていると人に依存を与え、自分も「~してあげたのに」とつい不満を言って人のせいにしたくなる(悪循環)。
◎感情が欲求の満足度のバロメーターになる。
◎欲求は満たすよりも自覚することが大切。欲求を否定したりガマンしないで受け入れることが大切。そこから欲求を満たすはじめの一歩になる。
◎欲求を深めていくと「生きる喜びを味わいたい」「人の役に立ちたい」「認められたい」「愛し愛されたい」という全世界共通の欲求に必ずたどり着く(すべてはつながっている)。
◎自分の欲求を大切にすることは「自分は何を望んでいるか」という自分自身を知ることになる。
◎欲求とはすなわち自分自身であり生きる意欲を与え人生を豊かにする生きてる証。
◎欲求が伝わらない理由 ・ただ持っているだけだから ・自分の努力だけに頼っているから ・自分のことを責めているから ・不平不満を言っているから ・言い訳を言っているから ・自分の欲求を理解し説明できないから などがある。
<3>伝える・要求
◎お互いに話し合いを深め、共通の欲求を探し出す。そこからお互いの要求を伝え合う(欲求は全世界ですが、要求は多様でたえず変化しているのでムリせず時間をかけて、欲求を満たす多様な可能性を話し合う)。みんなちがってみんないい。
◎欲求を具体的で現実的に伝える(いつ、どこで、誰が、何を、どうする……など)。
◎要求は「~しなさい」という命令形ではなく、提案の型でする。相手の自由意志を奪わない。(例~なんだけど、どうしたらいいと思う?など)
◎要求を強制すると相手は心を閉ざす。要求は最小限で相手の負担にならないことを。
◎「相手がしてくれたらうれしいけど、してくれなかったら悲しい」と相手まかせでは「人を思うようにしたい」という支配的になる。救えるのは自分しかいない。
◎会話によって欲求を満たすことができないかもしれませんが、会話によってお互いを知り、信頼関係を築くことができる。
◎思っていることの半分しか言わなかったら相手にも半分しか伝わらない。
◎ウソを言うと、無限の愛が不使用になり、もったいない。どんどん愛を使おう。
<4>聞く
◎言い過ぎると支配的になり、聞き過ぎるとドレイ的になる。片寄らない。
◎自分の欲求が伝えられ、人の感じていることが理解でき、自信が持てるようになると人々の悩みを会話によって救うことができる。
◎相手は自分のことを信頼していなければ、悩みや本音を語ってくれない。
◎相手の悩みに対して「何とかしてあげなければ」とあせると、相手は「この人も自分の気持ちをわかってくれないんだ」と孤独を感じてしまう。
◎相手の悩みに対して道徳や常識にとらわれすぎない。軽く見たり否定しない。的はずれな忠告やアドバイスをしない。最後まで聞く。
◎聞き方のポイント→ただ素直に聞く。自分の考えを空にして相手を信頼する(どんな人でも欲求は共通している。それがわかれば人を無条件に信頼できるようになる。)。 →相手の感情や欲求を観察する。 →同意したり批評せず、相手の感情と欲求を言葉にする(そうすると相手自身が自分に意識を向けるキッカケになる。そして相手は「自分の話をちゃんと聞いてくれている」と思って安心して素直に話ができる。 )。
◎人は知らないことに対しては素直に聞ける。しかし、時々知識が耳を傾けるじゃまをする。同じ話でもすべてはいつも変化しているので、まったく同じものはない。
◎共感とは違いを乗り越え、相手の心によりそい、一つになること。
◎深くキズついている人の中には、共感されることを恐れている人もいます。その場合は言葉ではなく、それ以外で伝える。
<5> 「NO」
◎条件つきの愛の中で生きてきたので(例 「宿題が終わったらお菓子あげるョ」 など)無意識に期待にこたえようと相手の望む良い人を演じてきた。
◎どれだけ自分と共通しているのか、その範囲で仲間をつくり満足してきた。
◎ありのままでいることができないのは「親がいるから~」「上司がいるから~」など人のせいだと思っていることが原因。
◎子どもの頃から「おまえのためだ」「嫌でもしないといけない」「遊びたかったら宿題しろ」「それが世の中なんだ」「大人になればわかる」などと言われ、納得できなくても従ってきた。
◎競争社会では、下の者には「NO」を言わせない。上のものには「NO」が言えない。
◎「NO」を言わないで怒りをためることは地雷を埋めるようなもの。
◎強制はいやだけど慣れている。しかし、自由を与えられると慣れていないので無知で不安で落ち着かない。それで不自由でも「みんなと同じもの」を選択してしまう。
◎自由とは自分で「Yes」「No」を決めること。
◎「~ねばならない」とは思い込みや言い訳が多い。「~ねばならない」ことと「~したい」ことが同じことを大切にすると、トラワレから解放される。
◎人に嫌われないように良い人を演じて自分を守ることが本当に自分を大切にすることなのか(自信のない現われではないのか)。衝突を恐れないで素直に話をしない限り本当の出愛は来ない。
◎「NO」を言うためのポイント→自分と相手の感情と欲求を大切にする→お互いに犠牲にならない→意見が合わないときは「NO」と言って別の道を探す(答えは無限)。
<6>怒り
◎怒りの中に欲求がある。
◎怒りを爆発させないポイント→口を閉じて自分の心を確かめる→自分が怒っていることを自覚する→何が欲求を満たしていないのか知る→怒りを伝える(例 「今は冷静になれないので、まず心を落ち着かせて自分の気持ちを確かめたい。それから、このことについて話をしよう」 など)
◎もし怒ってしまったら、あやまる「ゴメンナサイ」。話ができるか聞いてみる。
◎相手のことを思いやる。相手のせいにしない。自分を正当化したりごまかさない。
◎対立を解消する最後の手段は暴力だ、と考えるのは古い考えだ。
◎気に入らなければ暴力ではなく、自分が変わればいい。
◎刑務所があるということは「うまくいかない」という問題に対してチャレンジしないことを示している。支配や強制で暴力的である。人への尊重がない。
◎罰を与えることは話し合いはムダだと言っているようなもの。
◎注意も必要ない会話によって気づきが与えられる。例は、もし「○○さん ちょっと話があるんだけどいいかな…実はあんまり言いたくないんだけど あなたはちょっと…」と言われたらイヤな感じがします。人に言われてイヤなことは人にも言わない方がいい。
◎結論を決めて話し合わない。0から話し合う。結果よりプロセスが大切。
◎納得できないときはあせったり怒ったりせず、「どうしてか」質問してみる。
◎欠点や失敗は注意したり批評するためのものではなく、応援や助け合うためにある。
◎怒りとは「自己中」。視野が狭くなってしまった現れ。調和を生み出さない。
◎子どもをたたくとは、正しければ暴力を使っても良いことだと教えるようなもの。
◎教育とは、テスト、宿題、良い進学のためにあるのではなく、自ら「知りたい」「学びたい」という好奇心や自主性を育てるもの。
◎人々の欲求が満たされたなら、暴力の必要性がなくなり、世界平和へと向かう。
<7>ここから
◎小さなことでも欲求が満たされたら、感謝することから始める。注意深く見てみると自分がすでに満たされていることに気づき、すべてに愛と感謝ができる。
◎一日一回「私は私」「私は今ここにいます」と静かに自分自身を認めて受け入れる。自分を知り、心の奥から湧き起こるアートマ(真我)の声に耳をすます。心との対話を始める「自分とは何か」「自分とはどうなりたいのか」自分を見つめる。
◎地球環境の問題は70億分の1の一人一人の問題。その問題を解決して世界を変えていくには、私からだ! そして私とあなたの関係を良くしていくことから始まる。世界平和のために一人一人から真実を語り始めましょう。
◎「人の役に立ちたい」「認めてほしい」という欲求が満たせたら、この星に来た喜びを味わうことができる。その自分の喜びが相手やみんなの喜びにならないわけがない。
◎本当の自分を知り、自分を愛し、人を愛する。そして、すべて一つになる。
◎中米のコスタリカは軍隊を止めて平和省つくった。リタさんが教育の中にもNVCを取り入れようと進化させたものが「Be Peace」! これは「思い」と「考え」をつなげて「心の声」を表現し、愛が伝わる(日本にもNVCと平和省JUMPを!)。
◎NVCによって人生をより幸せに生きていける。NVCは愛の泉。どんどん愛の光が輝く。
◎聖書には「目の前の人を愛しなさい。」。
◎バガヴァットギータには「サット・サンガ」(真友が集う)ことの大切さが。
日本語には「ことほぎ」(相手の幸せを願うっていう意味)。
ネットワーク地球村では「非対立」の生き方 。
このようにあらゆる世界で人と人との関係の大切さが言われています。
◎「世界全体が幸せでない限り個人の幸せはない」と宮澤賢治が言われたように、NVCは世界も個人も幸せにするキッカケの一つになると思います。
◎NVCは心の知恵ですが、その元に「食」があります。食は体だけでなく、心にも影響を与えます。「食はいのち」「身土不二」「地産地消」「菜食」。Go Vegans &Organic life for World Peace!
◎読んでくださってありがとうございます。読んだ感想・アドバイス・新しいアイディアその他なんでもお気づきの点があれば、お聞かせください。今後に生かします。
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